Press Release
Team Sapporo-Hokkaido、「地域GX投資推進」に向けたグリーンファイナンス・フレームワークを発表
Published: 27 Oct 2025
Team Sapporo-Hokkaido、「地域GX投資推進」に向けたグリーンファイナンス・フレームワークを発表
クライメート・ボンド・イニシアチブの基準とEUタクソノミーを参照した新たなフレームワークが、日本の持続可能な投資と地域活性化を加速
主なポイント
「グリーンプレミアム」、「グリーン」、「トランジション」ラベルを導入し、野心的な脱炭素目標、トランジション、地方創生の文脈が重視された。これらを組み合わせた仕組みは世界初。
洋上風力、水素、データセンター、蓄電池、次世代半導体、合成燃料、海底直流送電、電気及び水素運搬船の8つの戦略産業におけるセクター別基準を明確化。
Climate Bondsの支援を受け、DNVによる第三者評価を経て策定。グリーンプレミアム、グリーンの評価ラベルはClimate Bonds StandardおよびEUタクソノミーを参照して設定され、透明性と投資家の信頼性を強化。
ロンドン/東京 — 2025年 10月27日
Team Sapporo Hokkaido は、「Team Sapporo Hokkaido グリーンファイナンス・フレームワーク」を発表しました。
本フレームワークは、日本におけるグリーントランスフォーメーション(GX)投資の促進と、北海道をサステナブル・ファイナンスの拠点として世界的に魅力ある地域へと発展させることを目的とした画期的な取り組みです。
明確かつ定量的な基準を導入することで、国内外の投資家が客観的な情報に基づいて判断できるようにし、地域のグリーン投資市場の信頼性と魅力を高めます。
国際的ベストプラクティスと地域優先課題の統合
本フレームワークは、以下の3つの革新的な評価ラベルを導入しています。
グリーンプレミアム:国際的なグリーン基準に適合し、複数の環境分野で高い改善効果がある。
グリーン:国際基準に沿い、脱炭素化や環境負荷低減に貢献。
トランジション:現時点で最良の技術を活用し、将来的に国際基準への整合を目指すトランジション段階。
この3つの要素を組み合わせることで、環境面と地域面の両立を目指す世界初の包括的なフレームワークを構築しました。
「マスターフレームワーク」と各セクターの「サブフレームワーク」において、技術的基準および評価手法が詳細に規定されています。なお、運用開始時点において、Climate Bonds Standard(CBS)は、すでにCBSの基準が策定されている分野である洋上風力、水素、蓄電池のみ参照基準として採用されます。
Climate BondsおよびEUタクソノミーとの整合
本フレームワークは、Climate Bonds Initiativeの支援のもと策定され、独立した外部レビュー機関であるDNVによる第三者評価を取得しています。
国際的に認知された※Climate Bonds StandardおよびEUタクソノミーを参照した評価ラベルを組み込むことで、国際的整合性を確保しました。
この整合性により、インパクトの高いグリーン投資への資金流入を促進し、グリーン産業および地域経済の成長を後押しし、日本全体の気候変動対策とエネルギー安全保障目標の達成に貢献します。
※CBSの参照領域:洋上風力、水素、蓄電池を参照対象とし、その他の領域は現時点では基準がないため対象外
札幌市長 秋元克広氏のコメント
私たちは、国内外の投資家に対して、各事業が持つ脱炭素への貢献度や地域との共生について客観的な判断材料を得られるよう、新たなファイナンス・フレームワーク、「TSH グリーンファイナンス・フレームワーク」を創設しました。このフレームワークを活用し、北海道における健全なGX・DXの推進と、それを支える金融機能を拡大し、地方創生を加速していきます。
このファイナンスフレームワークの創設に際し、クライメート・ボンド・イニシアチブから多くの支援を受けたことに、感謝申し上げます。今後も、クライメート・ボンド・イニシアチブと連携し、世界の脱炭素化に貢献していきます。
Climate Bonds Initiative CEO ショーン・キドニーのコメント
日本は現在、エネルギー安全保障という極めて大きな課題に直面しています。地政学的な緊張が続く中で、私たちは依然としてエネルギーの83%を輸入に依存しており、同時に気候目標の達成という課題にも取り組まなければなりません。北海道には、再生可能エネルギーを大規模に拡大できる強力な機会があります。これ
により地域の雇用を創出し、エネルギー安全保障を強化しながら、気候変動対策の目標達成にも貢献することができます。まさに「三方よし (Win-Win-Win)」の取り組みです。
Team Sapporo-Hokkaido グリーンファイナンス・フレームワークは、投資がどのようにグリーンな未来に貢献するのかを明確かつ透明に示す指針を提供しています。このフレームワークは、地域経済が脱炭素化と経済活性化をどのように統合できるかを示すモデルであり、北海道・札幌がグリーン・トランスフォーメーション(GX)金融および資産運用のハブとしての地位を確立するうえで極めて重要な役割を果たすことになるでしょう。
本フレームワークは、2024年12月にClimate Bonds、北海道庁、札幌市の三者によって発表された共同声明に基づく取り組みであり、日本全国におけるグリーントランスフォーメーション(GX)および地域活性化の推進を目的としています。
共同声明はこちら
フレームワークの全文はこちら
報道関係お問い合わせ先
Luiza Mello
シニアコミュニケーション・スペシャリスト
Climate Bonds Initiative
luiza.mello@climatebonds.net
クライメート・ボンド・イニシアチブ(Climate Bonds)について
Climate Bondsは、気候行動のために世界の資本を動員することを目的とした国際的な非政府組織(NGO)です。科学的根拠に基づくフレームワーク(タクソノミーや基準)、認証制度、データおよび分析、政策・技術助言の提供を通じて、グリーンおよびサステナブル債市場の成長を牽引しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。
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